車いす対応マンションにフルリノベーションしたO邸 ①玄関

40代ご夫婦が買われた3LDKの中古マンションを全面改装した事例をご紹介します。

もともとこのマンションには、勝手口を開けると屋根付きの駐車場に直結、約20㎡の専用庭があるという特徴がありました。この間取り自体は変えず、車いすを使用している施主様の夫が何不自由なく暮らせる住まいとしてフルリノベーションを行いました。

【玄関の工夫】

施主様(夫)は、屋外用と室内用の2種類をお使いになっています。元々玄関にあった靴箱を撤去して、ブルーの手すりとベンチを設置しました。設置したベンチを使って、屋外用車いすから室内用車いすに乗り換えできます。

玄関から正面を見たところ。室内用車いすは、花台の下の物入れに収納しています。

物入れを閉じると、ごく普通の花台となっています。

室内用車いすを収納している物入れの裏側は、寝室のクローゼットに通じていて、その一部が車いす置き場になっています。

Caring Design Architects

ケアリングデザインアーキテクツは、50代以上の方々や障がいをお持ちの方の住まいに特化して、一戸建て住宅・マンション・高齢者施設などの新築またはリノベーション業務を行っています。 代表 一級建築士 吉田紗栄子