車いすで暮らす「安芸の家」2 寝室・浴室・トイレ

洗面室とトイレ。奥の一段上がっている場所は脱衣室、左は浴室です。

奥の引き戸は寝室につながっています。施主様は、寝室のベッドから、車いすや介助なしにお一人でトイレを使えるようになっています。

寝室のベッドから引き戸(写真中央)を開けて、脱衣室、浴室を見たところ。

ベッドの奥の引き戸を開けると脱衣室につながり、そのまままっすぐ移動すると浴室へ、左に身体を向けるとトイレがあります。 

手にしている道具(棒状のリーチャー)を使えば、ベッドの枕元にあるクローゼットを開けて衣類を取り出すことができます。施主様と話し合って、お一人で何でもできる工夫を施しました。

1階リビングの吹き抜けに面した、2階ゲストコーナー。夜は吹き抜けとの間にウッドブラインドを下ろして個室として使えます。

2階ゲストコーナーから見た吹き抜けのステンドグラス。ステンドグラスは、施主様が古道具屋で見つけたり、刑務所作業製品の手作りのものを買ったりして集めていらっしゃるものです。

「安芸の家」では、予算内で楽しい空間をつくることを目指して、施主様とたくさんのショールームやショップ巡りをしました。


車いすで暮らす「安芸の家」1 玄関・リビング

Caring Design Architects

ケアリングデザインアーキテクツは、50代以上の方々や障がいをお持ちの方の住まいに特化して、一戸建て住宅・マンション・高齢者施設などの新築またはリノベーション業務を行っています。 代表 一級建築士 吉田紗栄子